FXのエントリーポイント

FXのエントリーポイント、どこでエントリーすればいいのか

皆さん、「エントリーしたら逆方向にいってしまった」という経験はありませんか。これは、当塾の塾生からも悩み相談を受けます。

もちろん、100%勝てる手法はありませんし、エントリー後すぐに逆方向に進むということはあります。しかし、エントリーしたらいつも逆方法に進むというのはよくありません。また、「逆方向に進むのなら考えと逆方向にエントリーすればいいのでは」とおかしな考えにもなりかねません。この考えでエントリーした時に限って考え通りの方向に進んでしまいます。

では、なぜエントリーしてすぐに逆方向に進んでしまうのかというと、「多くのトレーダーと見ている方向が逆」だからです。多くのトレーダーと見ている方向を合わせることで、狙った方向に進んでくれるのです。

そこで、今回は初心者の方でもすぐに使えるエントリーポイントについて解説していきます。

頭と尻尾はくれてやれ

頭と尻尾はくれてやれ

頭と尻尾はくれてやれとは、一番低いところから一番高いところまでを取りにいかず、腹八分目程度で利益を取りに行くということです。簡単に言うと、底からてっぺん、てっぺんから底までを取りに行こうとせず、美味しい実が詰まった部分だけ取りに行けばいいよねということです。

”最安値で買って最高値で売る”、その逆の”最高値で売って最安値で買う”ことが出来るのであればこれに越したことはありません。しかし、頭から尻尾まですべてを取りに行くことは簡単ではありません。なぜなら、相場は100%自分の思い通りにはいかないからです。

人間は欲の塊ですから、頭と尻尾を狙いたくなります。しかし、頭と尻尾を狙わなくても利益を上げることは出来ます。他人に「頭と尻尾を取ったよ」と自慢をするためにFXをされるのであればいいですが、皆さんの目的は違いますよね。

皆さんは、資金を増やすためにFXを始めましたよね。利益を上げればいいのです。それを見失わないようにしましょう。

トレンドは3種類

トレンドは3種類

トレンドには3つの種類があります。

  • 上昇トレンド
  • レンジ
  • 下降トレンド

の3種類です。言ってしまえば3種類しかないのです。この3種類のトレンドにはそれぞれの状態がありますので解説します。

上昇トレンド

上昇トレンドとは、安値、高値が連続して切り上がっている状態のことを言います。

上記画像のように、安値、高値が連続して切りあがっている状態であることを「上昇トレンド」といいます。

レンジ

レンジとは、安値、高値がどちらにも、抜けたり割ったりしていない状態のことを言います。

上記画像のように、水平線を引いて安値、高値のどちらにも切り上がったり切り下がったりしていない状態を「レンジ」といいます。

下降トレンド

下降トレンドとは、安値、高値が連続して切り下がっている状態のことを言います。

上記画像のように、安値、高値が連続して切り下がっている状態であることを「下降トレンド」といいます。

トレンドは上記3種類のみです。上記のトレンドが切りあがっている状態なのか、切り下がっている状態なのか、どちらにも抜けていない状態なのかで「上昇トレンド」なのか「下降トレンド」なのか「レンジ」なのかを判断してください。

わかりやすいポイントでエントリー

今回は、上昇トレンドを例にして解説します。下記画像を見てください。

頭と尻尾をくれてやれでもお伝えしましたが、上記画像の赤い丸印を取りに行く必要はありません。なぜなら、この段階では上昇トレンドなのか、レンジなのか、下降トレンドなのか判断がつかないからです。もちろん、赤い丸印で「買いポジション」を保有し上記画像のように上昇すれば大きく利益を取ることが出来ます。しかし、リスクが大きすぎるので初心者の方や勝てないトレーダーが狙うべきではありません。

では、初心者の方がどこからエントリーするのがいいのかというと、

上記画像の赤い丸印のポイントです。
なぜこのポイントなのかというと、先ほどお伝えした上昇トレンドラインの状態を抑えたトレード方法ということです。詳しくお伝えすると、前回高値を抜けた場合上昇トレンドを形成しに来る可能性が高いため、前回高値を抜いたポイントでのエントリーをします。(下降トレンドの場合も同様に前回安値を割った場合にエントリーします)

しかし、前回高値を抜いたポイントでエントリーをする場合、利確、損切りを徹底しなければなりません。ですから、もう一つの赤丸印の前回高値を抜いて戻しが入ったポイント(前回高値の価格に落ちてきたポイント)でエントリーすることで、含み損を抱える時間が短く気持ちよく、トレンドに乗っかり利益を上げることが可能となります。

エントリーはどちらでも結構ですが、自分がチャートを見ていてエントリーできるタイミングのどちらかでエントリーすればいいでしょう。または、どちらともエントリーしてもいいです。

このようにエントリーすることでエントリー後に価格が逆方向に進む回数を減らすことが出来るでしょう。

N理論で利確・損切り

N理論で利確・損切り

簡単ではありますが、上記でエントリーのポイントはどこがいいのかということについてお伝えしました。

ここからは、利確と損切りについてお伝えします。利確と損切りをしなければ美味しい実が詰まった部分を取りきることは出来ません。ですから、エントリー後に根拠のある利確・損切りを設定して取りきる必要があります。

そこで、初心者の方におすすめなのが「N理論」です。

N理論とは

相場はN字を描いてチャートを形成していくということを利用した理論のことです。

1つの波(トレンド)が形成された後、次の波(トレンド)がどこまで続くのかを算出する方法です。N理論を意識しているトレーダーは多くいるため理解しておきましょう。 上記図のAB=CDがN値となります。

N値の算出方法

N理論のN値の算出方法をお伝えさせていただきます。

N値の算出方法としては様々ありますが、私はFX取引ではフィボナッチ・リトレースメント(以下フィボナッチ)を使用して算出しています。

使用方法はシンプルです。N値のABにフィボナッチを当て、0と100を算出します。次に、上記の図でいうと、Cを形成したところでフィボナッチをCにあてると0と100が算出できるのでそこがDとなりN値の完成となります。

N理論でのトレード

N理論を用いてトレードする場合には、2つのエントリーポイントがおすすめです。

上記図の①or②がエントリーポイントとしておすすめです。

①の場合、上昇トレンドの状態を抑えたトレードでお伝えした方法と同様ですが、前回高値を抜けてきたポイントでエントリーをします。

②の場合、ひとつのトレンドに対して戻し(修正)が入ってきた形によってですが、下降トレンドラインを引ける場合に、引いたトレンドライン抜けのポイントでエントリーをします。①よりも損切りが近く、利益を大きく取れる損小利大のポイントとなります。

また、利確・損切りポイントは、「N」の起点となったC点に損切り、トレンドのABの長さと同等の長さ(CD)で利確を設定します。

N理論を利用することで、明確なエントリーポイントと、明確な利確ポイント、明確な損切りポイントを設定することが出来ますのでかなり重宝出来るトレード方法になります。
このN理論だけを用いてルールを守ってトレードするだけでも利益を上げることは出来ます。

N理論については、以下の記事でも解説していますので、興味のある方はご覧ください。

E計算値で利確・損切り

E計算値で利確・損切り

N理論について上記で解説しました。N理論をしっかり理解されて利益を上げられるようになった場合に、さらに利益を上げられる方法がありますのでご紹介します。

それは、E計算値で利確するということです。

E計算値とは

N理論と同様に、1つの波(トレンド)が形成された後、次の波(トレンド)がどこまで続くのかを算出する方法です。N理論では、AB=CDでしたが、E計算値では、AB=BDとなります。

E計算値の算出方法

E計算値の算出方法としては、N理論同様に私はフィボナッチを使用して算出します。1つのトレンド(AB)に0と100の数値のフィボナッチをあてます。次にBの高値にABの長さを算出したフィボナッチを当てます。そうすることでABの長さと等しいポイントがD点となり、D点を算出することが出来ます。

E計算値でのトレード

E計算値でのトレードもN理論トレードとエントリーポイントと損切りポイントは同じです。利確のポイントがE計算値で利確をします。E計算値も理解し使いこなすことで更なる利益を上げることが出来るようになります。

N理論トレードでしっかりと利益を残せるようになってからE計算値を使用して利確をするようにしましょう。初めからE計算値でトレードをすると、E計算値まで到達しないということもありますので、初心者の方はN計算値でしっかりと利益を残していくことをおすすめします。

ハーモニックパターン

ハーモニックパターン

ハーモニックパターンとは、反転のポイントを見極めることが出来るチャートパターンのことです。フィボナッチの数値を利用して反転ポイントを見極める手法になります。初心者の方でも数値を覚えることで使用することが出来ますのでおすすめです。

これからお伝えするハーモニックパターンは、さらに損小利大のポイントでエントリーすることが出来ます。

ハーモニックパターンを覚えることで、赤丸印のポジションを取ることが可能です。

ハーモニックパターン「バット」


上記図左:買いパターン
上記図右:売りパターン

ハーモニックパターン”バット”は
XAに対して、38.2%or50%の戻し(修正)B点が入り、A点を超えずに(割らずに)C点を形成し下落(上昇)し、D点が88.6%で反転するパターンになります。

N理論との組み合わせとしては、D点で反発した場合、利確位置がXAと等しいポイントで利確します。

ハーモニックパターン「ガートレー」


上記図左:買いパターン
上記図右:売りパターン

ハーモニックパターン”ガートレー”は
XAに対して、61.8%の戻し(修正)B点が入り、A点を超えずに(割らずに)C点を形成し下落(上昇)し、D点か78.6%で反転するパターンになります。

N理論との組み合わせとしては、D点で反発した場合、利確位置がXAと等しいポイントで利確します。

ハーモニックパターン「サイファー」


画像上:買いパターン
画像下:売りパターン

XAのA点を超えていくパターンです。XAに対して、38.2%or50%or61.8%の戻し(修正)B点が入り、C点が141.0%まで上昇(下落)し、D点がXCに対して78.6%まで戻して反転するパターンになります。

ハーモニックパターンのエントリーポイントは、共通してD点になります。損切りポイントはX点となります。利確については、上記でお伝えしたN理論やE計算値を組み合わせて利確します。

今回お伝えした3つのハーモニックパターン”バット”、”ガ―トレー”、”サイファー”を使用することで、下記画像丸印のような反転ポイントを狙いに行くことが出来ます。損小利大のポイントとなるので覚えることでトレードがより優位に行えるでしょう。
しかし、徹底した損切り、利確、エントリーを行わなければ損小利大とはなりませんので守るようにしましょう。

他のハーモニックパターンに関しては、別記事で紹介していますのでご覧ください。

まとめ

まとめ

今回は、N理論、ハーモニックパターンの「バット」「ガ―トレー」「サイファー」を使用した場合のエントリーポイントについて解説しました。

今回お伝えしたパターンは初心者の方でもわかりやすいパターンだと思います。わかりやすいパターンだからこそ、同じように見ているトレーダーの方も多いです。お伝えしたパターンをしっかりと理解することでこれだけでも利益を上げることが出来る手法・戦略となっておりますのでぜひ覚えて使用してみてください。

今回のパターンはルールをしっかりと守ることで損小利大のエントリーポイントとなります。

しかし、「見逃した」などでエントリーが遅れた場合次のチャンスを待ちましょう。そこで慌ててエントリーをすることで損小利大のエントリーポイントではなくなりますし、ポジションが悪いからと言って「ナンピン」や「売り増し・買い増し」をすべきポイントではないところでしてしまうことに繋がります。ですから、チャンスが来るまでしっかり待てるようになりましょう。

チャンスが来るまでしっかり待つことが出来れば、利益をしっかりと上げられるトレーダーに近づきますし、「エントリー後に逆方向に進む」という回数は減るでしょう。

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